Thursday, April 30, 2009

ミネルバさんに想う。

日本のお隣韓国で、ミネルバさんが無罪の一審判決を受けて釈放されました。

そもそもミネルバさんの話の内容はこちらを参照していただくとして、
短く言えば、ネット上で経済の行方を適当に予想し続々と的中させ、
「インターネット経済大統領」と崇めたてまつられた男。
その内容が政府の打ち出す政策とことごとく反対かつネガティブなものだったので
(それだけが理由かどうかは分からないけれど)、
電子通信基本法47条の
「公益を害する目的で電気通信設備により公然と虚偽の通信をした者は5年以下の懲役または5000万ウォン以下の罰金に処する」「自分または他人に利益を与えたり他人に損害を与えたりする目的で電気通信設備により公然と虚偽の通信をした者は3年以下の懲役または3000万ウォン以下の罰金に処する」
このあたりがひっかかると判断されて逮捕されてしまった。
(どこの著名な経済学者かと噂されていたけれど、
逮捕されたら無職の人だったというオチも、現代社会を象徴するストーリーとして素晴らしい。)

日本で同じようなことが起こっていたらどうなったんでしょうね。
興味深い。


さて、このニュースの2ページ目でgoogleさんがカッコイイことを言っている。
「インターネットはいろいろな声がぶつかりあう空間である。100人より100万人の声があった方がいい。100万人が声を出せるのがインターネットであるのに、1万人しか声を出せないようにする法律では、インターネットのメリットは活かせない」
そのとおり。
物理的に人間が距離を移動することを必要としないことが、インターネットのいいところ。
電気が代理で動いて情報を伝えてくれますから。

分かりやすいのがミネルバさんも活躍した掲示板スタイルのWEBですかね。

仮に、超エライ人(世界No.1)が「○○公園に集まれ」と地球上の全員に命令したとしましょう。

◆インターネットではない場合
「何時?あー、ちょっと別の約束が」
「どこ?…飛行機乗らなきゃ行けないじゃないか!」
「たとえ広大な広場でも、50億人も入りきりません。ていうか、声も聞こえないし」

◆インターネット掲示板の場合
「別の約束あるけど…、終わったら行きますよ」
「どこ?URL教えて」
「このページに書いてあるんだな。おお。動画もあるじゃないか」


だからある意味、圧倒的な数の論理が通用するわけですよね。
理論上は世界中のどんな人でも集められるわけで。
(掲示版は時差があるから可能。ニコニコ動画もそっち側ですよね)

他方、集まることのできる土地が無限にある(無限に作り出せる)わけだから、
例えば飛行機がない地域に住んでる方のごくごく小さな意見も見ることができるわけです。

ネットについてはまた明日以降も適時補足していきますけれど、
発言に社会的な立場を必要としない、極めてフェアな場所だと思います。
経済が危機になると、人間もどうしたって保守的になります。
社会的地位のある人たちはできるだけ自分の身を守ろうとしてしまいます。
これは霊長類ヒト科の習性だから仕方ない。

でも、だから今こそ、若者や社会的地位の足りない人たちこそが、
どんどんインターネット業界に参入すべきだと思います。
誰でもイージーに発言できて、これほど参入障壁の小さい業界もないと思いますし、
まだまだ面白いサービスは無限に考えられるんじゃないでしょうか。



だから国側に立って考えると、少々難しい話になってしまうわけだけれど。

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