Saturday, April 25, 2009

二郎。

ラーメン二郎をご存じだろうか。

ジロリアン(二郎のマニア)して、
「二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物である」 
という名言を生んだ、伝説のラーメン(?)だ。

ハンパないボリュームが強烈なウリであり、
猛烈なアブラからできあがった、濃厚な味わいと合わさって、無限の宇宙を感じさせてくれる。
そう、ドンブリの宇宙なのである(男性限定)。


そんな二郎であるからそもそも店があるのは男性的な街であり、
前職時代のホームグラウンド、池袋界隈にも当然のようにあったわけです。

しかし実は、これまで二郎に入ったことがなかった。
大学時代からその存在は知っていたにも関わらず。
「いや、やられましたよ」
「とにかくすごいんです」
と前職時代のスタッフたちのうわさ話を聞くたびに、
「ふーん」と訳知り顔で頷いているのみだった。
しかもどうせこのスタッフたちは、「二郎」を知ったのは近年だろう。
「二郎知識」ではベテランであったにも関わらず、
シロウトに簡単に先を越された。
今更ながら恥ずかしくて行ってられるか…。


大食いに自信がないことはない。
むしろ油っぽいものは大歓迎である(当時)。
前述の悔しさもあり、近くだしいつでもこっそり行けるか…、
などと考えていたら、まんまと機会を逃してしまった。

あああ。
あれほどまでに興味深かった「二郎」。
スタッフたちに素直について行けばよかった…。
あああ、悔しい。
食べたくて仕方ない…。


さて、シンガポールにもたくさんラーメン屋さんがある。
とんこつ、みそ、しょうゆ、と、結構美味しいラーメンを何でも食べることができる。
月に2~3回は食べていると思われる。

そんな中、圧倒的に耳寄りな情報を見つけた。

「麺屋しんちゃん」というラーメン屋で
「新二郎」というラーメンを食べさせてくれるという。

新二郎=新しい二郎。
掛け値なしにスバラシイ。

よし、行こう。

さらに、この日のホリエモンさんの日記を読んだら、
どうしても当時の「情念」のようなものが湧き上がってきて、
やっぱり二郎が食べてみたくなってジロリアン。

よし、行こう。


毎週金曜日はだいたいお客さんと、
そうでないときはスタッフと「今週もお疲れさま」と、
美味しいお酒を飲みに行く。

そしてこの日はやってきて2週間ほどの若いスタッフと
一緒に夜の街へ繰り出す。

一軒目の居酒屋で、旨いビールを呑みながら、ふと、「二郎」を思い出した。
野菜サラダ、肉じゃが、まいたけの天ぷら…、
などなど、とりあえずのオーダーをあらかた平らげたころだった。

もしかしたら、そのときのコレナガの頬はほんのり赤かったかもしれない。
いや、ビールのせいではなく。
初恋を成就するチャンスがすぐ目の前に転がっているかのような。

「ラーメン…、食べたくない…?」

「あ、いいっすよ」


簡単だ。
素晴らしく簡単だ。


すぐにタクシーを走らせ、「しんちゃん」に到着。
新二郎(野菜トッピング)を注文し、待つこと5分。

キタ。




誇らしげとも言わんばかりの、圧倒的な「量」である。
「新二郎」の名にふさわしい。

若きスタッフもテンションあがってピースサインである。





そして15分後――。





コレナガ、見事完食。


そして、若きスタッフ、撃沈。






どちらも情けないぜ…。

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