時代に全力で逆行している気がします。
必死に抵抗しているように見えますが、
おそらく、長くは続かないんじゃないでしょうか。
インターネットはテレビの業態を破壊しました。
誰でも簡単に「ホンモノ」を知ることができるようになったのですから。
加えてこの不況で各企業のテレビ局への広告出稿量(料)が大幅に縮小。
たとえ景気が戻ってきたとしても、
企業のテレビCMへの予算が拡大することはほとんどあり得ないことだと思っています。
各自が自由にメディアを選択するツールたるインターネットは、
「見たいものを見る、知りたいことを知る」という当たり前の欲求を満たします。
ということは各自の欲求も当然のように多様化しているわけで、
企業もマスに対するアプローチの必要がなくなってくる。
大局的なスパイラルとしては当然、下っていく。
(ただ、まだまだテレビを巨大なメディアとして認識して、
毎日チャンネルを回す層は存在しているわけで、
価値が全く無いかと言われれば決してそんなことはない。
単純に購買層とマッチングするという都合のいいパターンはなかなかないでしょうけれど。)
で、冒頭の芸能界の一致団結の話に戻りますが、
テレビを見る必要が必ずしも無くなった現在、
その雇用者に雇用されている人々(芸能人)の待遇が、
今まで通りなわけがないですよね。
その待遇(=価値)下落に対する必死の抵抗だと思うんですね。
でもそれは大きな時代の流れに対して逆らっているようなものだから、
暖簾に腕押し感がプンプン漂ってしまう。
もし、本当に価値のある、ホンモノのパフォーマンスができる
役者さんやいわゆる芸能人の方々がいるのであれば、
舞台やリアルな活動場所、つまり、B to Cの立ち位置でご活躍いただきたい。
それでやっていける人たちこそが、芸能人と名乗れる方々なのだと思う。
というか、芸能事務所が抗っているわけですね。
そりゃ、あの美味しい立場は失いたくないと思いますが…。
繰り返すけれど、「テレビに出た=儲かる」という時代は確実に終わりました。
No comments:
Post a Comment