Tuesday, November 24, 2009

不況時のクラブ経営

最近やけに各メディアからサッカークラブの経営難云々が聞こえてくる。

昨季のオフにはリーマンショックの影響がまだ見えなかったのかもしれない。
しかし現在、経済不況の大きさが表面化してきたことによって、
シャレにならないようなことが続々と起こってしまっている。
現在、人ごとでは全くないけれど、どのクラブ経営陣の判断も困難を極めていると思う。
(しかもクラブ経営陣は、日本経済の二番底も覚悟して運営を進めなければならない…)

クラブの経営は非常に難しい。
なぜなら、二つの相反することを同じベクトルに乗せなければならないという矛盾があるからだ。
  • 経営を安定させる(お金を使わない)
  • 成績を向上させる(お金を使う)

最近特に話題の某クラブの問題はもしかしたらすごくシンプルで、
上記の二つが一方へ極端に振れてしまっただけなのだと思う。
大きな問題を「だけ」などと言うと失礼甚だしいのだが、
サッカークラブの経営は、その実シンプルすぎるほどシンプルなのだと思う。
受難の時代だ。
チーム運営だけではない多彩なビジネスを展開していくことが求められると感じている。

その多彩なビジネス展開を含め、上記の二つが同じベクトルに完璧にハマったとき、
90年代後半から現在までのマンチェスターユナイテッドやバルセロナといった
現在のビッグクラブの急激な成長曲線になるのだと思う。

彼らに共通しているのは、何はともあれ「人を集める」ということに注力したということだ。
(マドリーはちょっと違う)
「人」こそが多彩なビジネスを生む。
ことサッカークラブにおいては、ビジネスあっての「人」ではない。
そして「人を集める」ためには「誇り」が必要だ。

もちろん、「誇り」を作り上げるために最も求められるのは試合結果だろう。
ただし、全体から見たその割合は各クラブによって異なる。
力を入れるべきは試合内容なのか活動内容なのか、はたまた。
様々な可能性があると思う。

そんなことを少しずつ見極めつつ、
不況とは仲良く付き合って行かなければならないなあ、と。


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