Tuesday, December 28, 2010

DVD「レフェリー」。

レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏 [DVD]
レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏 [DVD]
東宝 2010-11-26
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あの映画「レフェリー」がDVDになりそうだ、ということは以前もお伝えしたのだけれど、先日日本に帰ったときにamazonからしっかり届いていたのでシンガポールに持ち帰ってきた。DVD化に関しては「ありがとう、Jスポーツ!」ということに尽きる。

映画を観てあまりの面白さに感動したコレナガが早速「レフェリー」の上映権を持っていたJスポーツの○○女史に電話して、
「この名作は絶対にDVD化すべき!」と熱弁したところ、
「ああ、それなら11月くらいに出るみたいよ。だよね、△△さん(ちょうど電話口の近くにいた担当の方)」。
さすがは、プロである。
売れるモノ、そして価値のあるモノを知っている。
(小耳、というか双方を目の前にして聞いた権利問題も無事にクリアされたようで万々歳だ)


以前に宣言したとおり、シーズン開幕前に選手・スタッフ全員と上映会を行う。
伝えたいことは、
「レフェリーだっていろいろ大変なんだよ」
「どんなレベルだって難しい判定があるんだよ」
「レフェリーに文句言っても何のメリットもないよ」
「ハワード・ウェブはチャンピオンズの決勝もワールドカップの決勝も笛を吹いてたよ」
などなど。


そう言えば「こっちで大絶賛するから一枚でイイから送ってください」と前述の○○女史にお願いした気がする。
これを書いていて思い出した。

Friday, December 24, 2010

欧州備忘録。

かつては年の3分の1くらい向こうにいた時期もあったけれど、
ここ最近は2回/年くらいになりつつある欧州出張です。
やっぱり、サッカーの本場は欧州だからなのか、
仕事を作りながら足繁く通っていると、勝手に世界が広がっていく。
これ、不思議。

今回の主な目的はベレネンセスとの調印式と練習参加する乾の様子を見学すること。
あとはバルサとの打ち合わせとか、ついでに招待された本田圭佑のイベントとか。
そうそう、合計4試合観てきました。
(ドルトムントが観れなかったのは痛いのだが。)

2週間弱の間で
シンガポール→パリ→リスボン→バルセロナ→デュッセルドルフ→リスボン→パリ→シンガポール
という、ちょっと慌ただしい日程ではあったけれど、面白かった。

◆パリ
ここはトランジットのみ。
時間があったので1年ぶりくらいにルーブル美術館へ。


ただし、早朝に着きすぎて寒い。
シャルル・ド・ゴールでは雪降ってるし。
シンガポールからだとかなりキツイ。

◆リスボン
初日は松本さんからチケットを譲ってもらってスポルティングvsポルトを観てきた。
(ベンフィカでコーチ修行をしている松本さんは無茶苦茶ナイスガイです。)
勝手知ったるリスボンの街、ということで、
ホテルから歩いてジョゼ・アルバラーデスタジアムまで行ってきた。


さすがクラシコ。
スタジアムの雰囲気は最高。
チアリーディングもイイヨイイヨー。


フッキは相変わらずスゴイ、というか、スケールアップしていた。
フィジカルや技術はそのままに、ポイントを重視したプレー。
何でも顔を出すのではなく。
周りのレベルが高いからなんだろうね。


さて、夜が明けて。
アルビSとのパートナーシップ契約を結んでくれたベレネンセス。
(※契約内容についてはこちら。
調印式&記者会見のためにホームスタジアム「エスタディオ・ド・レステロ」へ。
世界遺産のジェロニモス修道院から坂を上ったすぐのところにある。

この左側に見えるのがジェロニモス修道院。


右側の道を上っていく。



スタジアムの照明が見えてくる。



ベレネンセスというクラブはポルトガルでは有数の競合クラブで、実は1934年から始まったポルトガルリーグで
優勝したことのあるチームは5クラブしかないのだが、その一つ。これまで2部にいたことが5シーズンしかないということからもその伝統ぶりが分かろうというもの。
今回、アルビレックス新潟シンガポールとの提携は、
  1. 会長が替わったばかり(2010年7月)
  2. 会長が若い(コレナガの一つか二つ上)
  3. 2部にいた
  4. 財政的に苦しい(今時どこもそうだけど)
なんていういくつかの「変わらなきゃ」の理由が重なって、運良く実現できたものだと思っている。思い返せばこれまでもいくつもの欧州クラブに門前払いを喰らってきた。2部であろうと、3部であろうと、4部であろうと。そりゃそうである。欧州から見ればシンガポールのサッカーなど「?」てな感じで、しかも「新潟?は?日本?」なはずなので、滅法よく分からないこと請け合いなのである。シンガポールに来る前から「海外クラブとの提携」は、多数あるステークホルダーの中でもかなり重要な部類である「選手」への魅力UPとして不可欠なものだと思っていたので、非常に嬉しい。

また、逆に日本の若いサッカー選手から見たベレネンセスの「ポルトガル2部」というポジションは妙に魅力的なんじゃないかと思う。(来年1部に上がるかもしれないけど)
  • 欧州の中でも日本人受けしそうなパスサッカーを好みそう
  • レベルがそこまで高くなさそう
  • 別の欧州リーグへのステップになりそう
  • ベレネンセス自体に歴史や伝統がありそう
つまり、「妙にリアル」なんじゃないだろうか。無論、そんなに甘いもんじゃないし、どこの国のリーグも1部リーグの中位以下は似たような「ゴールtoゴール」かつ「1対1」重視の放り込みサッカーをやっているわけなので、「ポルトガルのサッカーはキレイに違いない」なんてのは幻想に過ぎない。レベルが低いというのもちょっと違う。そもそも欧州のどこの国でもサッカーというスポーツはアスリートのものなので、どんなに足技に優れていようが当たり前のフィジカル(走れる、ぶつかれる、戦える)がないと通用しない。当たり前の解釈を日本人はもっと認識しなければならない。

ただいま絶賛大活躍中の香川。彼の場合「走れる、ぶつかれる、戦える」がとりわけ優れているわけではないのだが、絶対的な強みを2つ以上持っている。それが、アジリティと得点力。これは体の大きさで劣る一般的な日本人が海外リーグで戦うために非常に重要な要素だ。移籍先のチームが「走れる、ぶつかれる、戦える」を実践できていて、そこに敏捷性に優れた日本人が加わっていくというパターンは上手く行く。香川はドルトムントという強固な戦える組織のベースがあって、初めて大活躍できているのだと思う。

話は大きく逸れたが、いずれにしてもベレネンセスにはとっても感謝している。
自然、コレナガの「ココロのクラブ」に急上昇した。
スタジアムはこれまで行った中で最も美しいし、青いユニフォームは愛くるしいし、メシは上手いし、天気はいい。
もう、この世の楽園のようなところなのである。


1945-46シーズンに優勝ということもあってか、お年寄りのファンが多い。


VIPシートももちろん完備。


選手入場。景色がスバラシイ。


ハーフタイムのリフレッシュメントはPasteis de Belemのナタ。
世界最古のエッグタルトと言われているとっても有名なお店。


試合はどうしようもない展開で1-3での逆転負け。
通常試合終了後すぐに行われる記者会見だけど、
クラブ内で喧々諤々の打ち合わせが行われてしまって、1時間半くらい待った。






◆バルセロナ
決してクラシコを見るため(だけ)ではなく、クラブともきちんと打ち合わせをしてきました。
仕事でカンプノウに行ったのは3年ぶりくらいかなあ。内容はヒミツ。
さて、クラシコのチケット。
ダフ屋さんで800ユーロとか1,000ユーロとか言われていたので、
「そこまでじゃないよなあ」などと思いつつ、
「雨も降ってきたし近所のバルで済まそうかなあ」などと悩みつつ、
せっかくなのでカンプノウに行ってみたわけです。
すると、やけに軽快に近寄ってきたお兄さんが、
「一緒に見る?1Fラテラルの席で250ユーロ」という話しかけてきたので即ゲット。
(クラブと打ち合わせしても「はい、これはコレナガさんのチケットね」なんていうほどエラくはない)

結論。行って良かったー。
これまで7回のクラシコを見させてもらいましたが、最もエキサイティングな試合だった。
久々に「一生忘れない試合」を生で観ることができたなあ。
※ちなみにウチの試合は全試合一生忘れるつもりはない。










◆デュッセルドルフ
はい、ビックリしました。
ケルンの空港に真夜中に着いたら雪がムチャクチャ積もってた。
後で聞いたらマイナス11℃~15℃くらいだったらしく。
しかも空港からデュッセルドルフ中央駅までの電車が1時間30分も遅れて、
真夜中日付が変っても寒い空港で待たなければならなかった。

さて、本田晋大という選手が2009シーズンにウチに所属していたのだが、
彼がドイツの5部リーグでプレーしているということで、欧州に行くから行くよー、と。
コレナガは相手が世界中どこにいても「ご飯ご馳走するから」という約束は果たすのです。

12月にドイツに来たのは初めてだったけれど、スバラシイ。
クリスマス・マルクトというのでしょうか。
綺麗で相変わらずビールとソーセージが美味い。
寒いのを除けば最高。




いつもの店のソーセージとビールであります!



で、デュッセルドルフに行ったもう一つの理由が、
本田圭佑の「Honda Notice」というイベントに招待されたから。
いわゆる、子どもたちにサッカーを教えつつ、夢の話をしたりしつつ、みたいなイベント。
こういうイベントってやらされている感がある選手もいると思うんだけど、
彼の場合は「自分は今、こういう立場だからこそやれることがある」みたいな意志が、
イベント全体にスゴク強く出ていて、何というかちょっと感動してしまった。



午後は女の子も参加してトーク。
司会は皆さんお馴染み中田徹さん。
本田圭佑が「みんな、周りの人を喜ばせるために生きているんだと思う」
みたいなことを言ったときに鳥肌ぶわっと立った。
当たり前のことなんだけれど、スゴくリアルで響いた。


そのまま打ち上げにも参加させてもらいました。
(何にも手伝ってないんだけれど…)


ノリノリの中田さん。



◆リスボン
再びリスボン。
乾が練習参加するのでその見学です。
やはり、技術は通用する、というか、むしろチームでも最も上手かった。乾の場合は単純なボールタッチだけではなくゲーム感覚も優れているので、プレー面でもチームにすんなり馴染んだ。けれど、残念ながら契約には至らなかった。(乾の練習参加の様子はこちら(1)とこちら(2)とこちら(3)こちら(4)こちら(5)。)

やっぱり欧州の上位を除くチームの求めている「サッカー」と多くの日本人が想像する「サッカー」は明確に違う。多かれ少なかれ日本サッカーは「手段」が「目的」となってしまっている傾向がある。簡潔に言ってしまえば、サッカーは勝つためにやるスポーツ。決して良いパスを出すとか、イイ崩しを見せるために行うスポーツではない。そこらあたりは「世界基準」と言うわけではないけれど、日本の外に出ないと気づかないことかもしれない。仮にこの基準を設定した場合、シンガポールの方が近い、と思うことも多い。




ベレネンセスのグッズショップ。
おそらく、日本未発売のレアものだらけで選ぶのに一苦労w



さらにチャンピオンズのベンフィカvsシャルケ。
久しぶりに生アイマールと生サビオラ、そして生内田を観てきました。
内田が普通にチャンピオンズの舞台に馴染んでいたのにはビックリしました。
マガトのサッカーを普通にこなしていたことにも。
すごいなあ、日本サッカー選手のハードルを下げてくれているなあ、と。




ちなみに、

Sunday, October 24, 2010

映画 レフェリー がDVDで発売!

この2週間というもの土日も含めた連日連夜、
朝は5:30に起きて夜は8:00以降に帰宅というAFCのCライセンス(と言うか軍隊生活)と格闘している。
その詳細についてはまた時間があるときにたっぷりと語りたいのだが、
今は(明日もテストがあるし、仕事もあるし、原稿もたまってるし…)時間がないので、別の話。

以前、映画「レフェリー」について書いたことがあったと思うのだが、
たまたま日本に帰っている期間に公開初日を迎えたとのことなので観に行ったらあまりの面白さと上川さんの独特の語り口調に惹きつけられて腰が抜けた、という例のアレである。

アレが11月にDVDになるという話は某スポーツTV局から聞いていたのだが、
それが現実のものとなったのでとりあえず情報を。
来年、ウチの選手に見せるために買います。
何だか拍子抜けするほど安いので、観てないヒトも観たヒトも大絶賛購入推奨。

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Sunday, September 26, 2010

タイサッカー、大躍進の図。

モロモロの仕事の話をしにバンコクへ来ている。


ここのところ急激な盛り上がりを見せている東南アジアサッカーだが、その急先鋒は紛れもなくタイである。
2009年、代表監督にブライアン・ロブソンを招聘したあたりから、
「この勢い、ちょっとスゴくないか?」という気はしていたのだが、
現在も億単位のスポンサーが各チームで次々と決まっていくというバブリーな状況。
Jリーグだって真似できないような現象が起こっているのである。
ちなみに観客数もこの数年で数十倍~数百倍になった。
つまり以前は百人単位の観客だったのが数万規模になっているチームもあるくらいだ。

道中ずっと同行してもらっていたタイ人のビジネスパートナー(予定)に「これって長続きするんですかねえ?」
と意地悪な質問をしてみると、
「いや、続きますよ。企業も先を急ぐように複数年契約のスポンサーになってますし、この国のお金持ちは本当に大金持ちだから多分大丈夫です」とのこと。
じゃあ何で急に変わったんだろう?という素朴な質問には、
「内容ですよ。内容でファンを喜ばせたらたくさんのお客さんがスタジアムに来るようになりました。あとはTVできちんと放送するようになったからですかね。週2回ですね」。
お客がたくさん集まるようになって新聞を始めとした紙メディアもたくさん記事を掲載するようになって、さらにファンが増えて…、という好循環。
まるでJリーグ創生期の出来事のようだ。


さて、昨日は久々に宇都宮さん、そしてDS1221さんと初めてお会いさせていただき、
東風と小森の両選手が所属しているタイ陸軍のアウェイの試合を一緒に観に行った。
TOTというチームとのアウェイ戦だったのだが、着いたスタジアムはタイプレミアで盟主の座を確固たるモノにしつつあるMuang Thong Unitedのホーム、YAMAHA Stadium。
スタジアムの貸し借りがたまにあるらしい。
ちなみにMuang Thong Unitedは財前選手が在籍することで日本でもお馴染みでもある。
どうやら2年前くらいから急にお金が入ってきたので、
今年の頭にスタジアムを改装するクラブが多かったらしい。
で、このYAMAHA Stadiumもその一つ。



なかなかの外観。



ビックリしたのがクラブショップの品揃えと美しさ。



オールド・トラフォードのメガストア…、は言い過ぎか。




あんまり人気の無いチーム同士の試合らしく、観客はそれほどいない。



とはいえ応援団はきっちりいます。



お姉さんたちが全員キレイ。さすがのタイクオリティ。



昨季のウチのGKコーチ兼選手だった東風選手。フル出場でゴールを守り続けて無失点。
ちなみに小森選手は負傷中。



スタジアムの外壁には財前選手の写真も。


宇都宮さんたちと食べたSOMBOON SEAFOODのカニ。
数年前にバンコクで開催されたアジアフットサル選手権のとき、コレナガの神様のような存在である六川則夫先生が「世界で一番美味いレストランだ」と言いながら連れてきてもらったのだが、本当に美味くて感動した。
秋篠宮文仁親王や小泉元首相とかの写真も飾られていますが、日本人の常識の範囲内の予算(しかもかなり余裕)で楽しめるお店なので機会があれば是非。


そして本日はBangkok UnitedThai Portの試合を観に行ったのだが、
ロスタイムの劇的直接FK弾でThai Portが1-1の同点に追いついた。
アルビの皆さんにはお馴染みBangkok Unitedには深澤選手、Thai Portには丸山選手が今在籍していて、
二人ともこの日はベンチで出場機会が無かったけれど、元気そうな顔を遠くから見れたので良かったです。



会場はBangkok University。Bangkok Unitedの前身でもある私立大学。ちなみにタイ全体では5番目くらいにランクされる大学らしい。



Thai Portの応援団。4、5番目くらいにサポーターが熱いらしい。



現在、外国人枠が7人ということもあり(これは多分長続きしない)日本人選手がたくさんタイでプレーしている。
そして、アルビSから移籍していった選手たちも5人くらいプレーしている。
というわけで、バンコクには引き続き結構な頻度で来そうなので、いずれ続報を。


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