Wednesday, June 16, 2010

日本代表の得点は徹底したスカウティングから生まれた。

FIFAワールドカップ公式動画サイトのコラムを書いている途中で
ボーっと余韻に浸りながら昨日の日本戦のダイジェストを見ていると、
やっぱりチームとして明確な狙いがあってそれを選手たちが忠実に実行していたんだなあ、
と深く感じるシーンがあった。

前半20分過ぎに長谷部がクロスを右サイドから上げるんだけれど、
これが前半39分の得点シーンとうり二つの状況(こっちのクロスは松井ですが)。
大久保がセンターで潰れるように走り込むと、
カメルーンのストッパーのヌクルと右サイドバックのエムビアが挟みにかかる。
とりわけエムビアは右サイドバックが本職でないためか、やけに中央に絞る守備をする傾向が強い。
それがクロスボールであっても同様で、
クロスを上げた瞬間に本田がエムビアのウラを取ると案外簡単にフリーになれる。
で、しかもエムビアはハイボールへの対応があんまり上手ではないため、
微妙な高さのボールにはかぶることもままあって、実際に前半20分と39分とでそれが現れた。

日本が実力の上回るカメルーンから得点を獲れる可能性って、
もしかしたらこの形が最も高かったのかもしれないし、
実際に試合を見た感じだとそんな気がしてならない。

だからこの得点はまぐれでも偶然でも何でもなく、
徹底したスカウティングを行う岡田監督の狙い通り、なんでしょうね。

前述のFIFAワールドカップ公式動画サイトを確認してみてください。
映像は、雄弁。


【追記】
「追い込まれて追い込まれて、地固まる」―カメルーンを破った戦術とメンタルを生んだもの
リンク先では増島みどりさんが選手たちのコメントを拾ってこんなことを書いている。
前半39分、松井はそれまで「GKとDFラインの間に入れるように」と監督に指示されていたクロスの位置を変えた。
 「3、4度と同じこと をやっても意味がない」と発想を変えようとしていた。

 受ける本田も同じだった。おおよその決め事とは違うファーに走り込む。

 「ボールが来たらいいな、というだけ。狙ったわけではなかった」と待っているところに、松井の鋭いクロスが放りこまれてきた。

と。
確かに具体的な指示は無かったのかもしれないが、
カメルーンのDFの課題(ヌクルとエムビアの関係性というかクセ)くらいは伝えていたと思うし、
右サイドからのクロスは狙いとしては当然あったと思う。
監督からの伝え方のテクニックとしてあんまり難しいことを言わなかった可能性もある(混乱するから)。
いずれにしても現地に行っていなくて直接話も聞けていないので、
「スカウティングだ!」と断定的な口調で書かないでおいた方が良かったかもしれないなあ、と、
珍しく少々弱気。

2 comments:

  1. 新しい職場のフットサル仲間達に、勝手ながらこのブログを紹介しちゃいました。

    小さな縁が重なり合って新しい仲間が広がるといいなぁ、と思ってます。

    ではでは。

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  2. シンガポールでお待ちしてます-!
    世界一美味い(けど安い)チキンを!

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