Wednesday, January 26, 2011

サン・シーロの思い出。

本日、時折雷の混じる雨の中ではあったが、トレーニングマッチがあった。
で、昨季は我々よりも一つ上の順位だったGombakを前半だけで4-0と一蹴。
中央からサイドからやりたい放題で、もうハッキリ言ってチンチンであったわけです。
ベストメンバー相手に内容も素晴らしく、「これが本番ならなあ」と何度思ったことか。
けれど、本番は相手の執着心が凄まじいので。
こんな試合がリーグ戦の中でもあると思わんでくれ、選手たち。

とりあえず、動画。




さて、そんな帰り道、何故か数年前の「ある試合」をぼんやりと思い出しながら、
もう降り止みそうになっていた小雨の中を駅から歩いて帰ってきた。

確かあれ、コッパイタリアの準々決勝だと思ったのだが。
サン・シーロでのミランの試合だったことは覚えていて、
相手は確か、ウディネーゼだったような気がする。
あれ、違うかな?でも、そんなにムチャクチャ強いチームじゃなかったのは確かなはず。
行く前に「どうしようかなあ。行くの止めようかなあ。寒いし」と思っていたから。
そうそう、その日はスゴイ寒かったんだ。
カメラを持つ手が3秒くらいでピリピリになるくらい。

うーん、でもあれ、ウディネで合ってるかなあ。
確かにその対戦相手に日本人絡みな印象は全くなかったから、
レッジーナとかベネチアとかメッシーナとかジェノアとかパルマとかローマとかではなかったような気がする。
さらに、からっとしたイメージも無かったから、レッチェとかナポリとかバーリとかパレルモとか、
とにかく南イタリアのチームではなかったような気がする。
うん。たぶんウディネだな。

そして、そうだ。あの試合、1,500人くらいしか観客がいなかったんだ。
「こんな観客数ってサン・シーロであり得るのか?」ってアホみたいに寒いスタジアムで、
ミランがメディア用に出してくれた赤ワインを呑んで何とかピッチに集中してるとき、
ふとスタンドを見たら発煙筒を一生懸命焚いてるサポーターがいたっけ。
「1,500人なのに!」と驚愕して、その直後に「ああ。多分寒いんだな」とニヤついた記憶がある。

あれ、何であの試合を思い出してるんだ?

ああ、そうか。
思い出した。

試合開始前のサンシーロの周りがいつになく空いていて、
いつもだったら人混みでそれどころじゃないのに、
スタジアムの前の広場でボールを蹴って遊んでいる5人くらいの若者たちがいたんだ。
ちょっと、いや、かなり、悪そうなヤツら。

「イヤな雰囲気だなあ」と思いながらも、
普段は混雑していてなかなか落ち着いて撮れないサン・シーロを色んな角度で撮ってたんだ。

そしたら頭の横をサッカーボールがスゴいスピードで後ろから前に抜けていった。
耳のそばで「ぶん!」て音がした。
振り返れば5人が立ち止まってニヤニヤしている。
そしたら壁に当たって帰ってきたボールををもう一度こっち目がけて蹴飛ばしてきた。
「中国人!」と叫びながら。
今度は頭上を大きく超えていった。
力みすぎたのかな。

こちらも188cmの巨体だ。
海外でもそうそう絡まれたことはないのだが、珍しい。
別にコレナガが中国人であろうが日本人であろうがそんなことはどうでもよくって、
そんなことを彼らに主張したいわけではなくて、ただただひたすらに頭に来た。
写真を撮るのを止めてキッと睨みつけて無言でスタジアムに入っていくと、
しばらくのあいだ背中に「中国人!中国人!」という挑発が突き刺さり続けた――。

それ以来、ミランはあんまり好きじゃない。
もちろん、彼らはただそこにいただけで、ミラニスタじゃないかもしれないけど。


で、何でそんなことを急に思い出したのかなあ、なんてよくよく考えてみたら、
アレだ、アレ。
昨日の日韓戦で韓国の1点目となるPKを決めたキ・ソンヨンがサルのポーズで日本を挑発した、
アレがきっかけだったかもしれないなあ、と思ったのです。

イタリア人の働き方 (光文社新書)
イタリア人の働き方 (光文社新書)内田 洋子 シルヴィオ・ピエールサンティ

光文社 2004-01-17
売り上げランキング : 61428


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

No comments:

Post a Comment