Tuesday, February 08, 2011

阿修羅像。

昨日、日本からシンガポールに帰ってきたのですが、慣れたと思っているけれど暑いですね。
特にこのシーズンはキツイ。

さて、バタバタのスキを突いて興福寺の阿修羅像にお参りというかお祈りというか見学をして参りました。
やっぱり「戦いの神様」なので、今季の優勝を願掛けに参ったというわけです。
おそらく中学生のときの修学旅行で見たことはあったと思うのだけれど、
いざ眼前に佇むと、これがスゴいオーラだったわけです。

木材という素材の性格上、保存のために全く暖房が効いていない館内(というか冷房入ってなかったか?)、
千手観音の前に進むと、個性豊かな八部衆がど迫力で睨みをきかせているわけです。
その中でも阿修羅像を目の前にすると背筋がピンとなるのです。

ちょっと細かく観察すると、6本のウチの2本の腕、つまり一番下の腕が中央で合わされているんですけど、
これが左側、つまり心臓の側に少しズレている。
館内で質問すると、
「右腕がない状態で見つかったので修復したんですね。もしかしたら両腕が中央で合わさった像ではなかったかもしれません」とのこと。
右手は上に向けられていたかもしれないし、あるいは正拳突きをしていたかもしれません。
ロマンですね。

イマドキは興福寺がオフィシャルウェブサイトを持っている時代で、非常に勉強になりますね。
梵語(ぼんご)(古代インド語)のアスラ(Asura)の音写で「生命(asu)を与える(ra)者」とされ、また「非(a)天(sura)」にも解釈さ れ、まったく性格の異なる神になります。ペルシャなどでは大地にめぐみを与える太陽神として信仰されてきましたが、インドでは熱さを招き大地を干上がらせ る太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神になります。仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになります。
 像は三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で条帛(じょうはく)と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧(ひせん)や腕釧(わんせん)をつけ、裳(も)を まとい、板金剛(いたこんごう)をはいています。
少年のような体躯、
赤子のような表情(眉毛が全体の半分以下)、
クールな視線、
などなど、ちょっとカリスマ性というかスター性を持った阿修羅は女子たちにも大人気で、
いわゆる「仏女」の中でもかなりの人気を誇るようです。
日本全国「おっかけ」るそうで、何百年の時を超えてスゴイなあ、と。
(参考


一つだけ思ったのは、館内撮影禁止というのはちょっとアレだよなあ(ココだけではないけれど)ということ。
撮影を許可するだけで、
「訪れた外国人が自分のBlogとかに掲載→観光客増加→収入UP→保存費用ゲット→さらなる観光客ゲット」
という流れになるはずなのに。
外国人は仏像が傾向としてはかなり好きなので、相当なインバウンド効果があると思うんですけどね。
フラッシュが他のお客さんに邪魔だというのなら「フラッシュ禁止」にすればいいことなんじゃないかなあ、と。

キン肉マン 改良。阿修羅バスター (アニメカラー) (肌色)
キン肉マン 改良。阿修羅バスター (アニメカラー) (肌色)
メディコス 2006-12-28
売り上げランキング : 16939


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2 comments:

  1. 阿修羅像、うちの職場の近くでも展示ありました。
    かるく来場100万オーバーだったようです。そして、フィギア発売の時には大渋滞発生!
    日本は撮影に関してはケチくさいとこがありますね。海外は結構フリーですからねぇ。
    まぁ、展示物への影響ってのもあるんですけど・・・。
    ご著書購入。楽しく拝読させていただきます。

    ReplyDelete
  2. そういえばこちらご専門でしたね。
    正直、フィギュア欲しいと思いましたもん。

    ジャイキリ本ありがとうございます!

    ReplyDelete