Thursday, September 22, 2011

今さらアジア2次予選。

7月末にアジア2次予選を観にマレーシアに行ってきたのですが、
Blogの更新滞っていてどうしようかなあ、と思っていたら、
昨日U-22の試合があったのでこのタイミングで掲載させてもらいます…。
当時のネタですので、少々状況変わってます。
(シンガポールが最終予選に進むんじゃないか?とポジティブに思ってたら2連敗…、みたいな)


もう住んでそろそろ5年目に突入しようかというシンガポール。
何と言うか、ナショナリズムを勝手ながら感じることもあったりして、
第二の故郷のような気分になりつつあったりします。
国歌をみんなが歌っているときは鳥肌立ったりしちゃいます。

さて、コレナガは何かにつけて、
「これからはアジアサッカーがアツい!」などと言い続けているのですが、
その一面がふんだんに出たいいサンプルが先月ありました。
いやはや、アツいです。

それが、ブラジルワールドカップアジア2次予選。
1次予選を勝ち上がったマレーシアと2次予選で待ち構えたシンガポールが対決、なのです。
ご存じの方も多いかと思いますが、シンガポールとマレーシアは歴史的に深い因縁があります。
例えば、シンガポールはマレーシアから独立した国で、
今や一人当たりGDPでは日本を抜くほどの経済大国になったのに対し、
マレーシアは成長こそしているものの一気に追い抜かれてしまった、とか、
隣接する国同士ですから領土問題や開発関係の問題も常時あふれています。
ちなみに、シンガポールはマレーシアに水や電気といったライフラインを依存していて、
マレーシアからは「ナメたこと言ってると止めちゃうよ」と定期的に脅されているものの、
あちらもシンガポール無しでは生きていけない国になってしまったので、
あまり大きなことも言えない。
こういった駆け引きは日常的に行われている感じです。
詳しくはWikiをご参照ください。

ですので、シンガポールとマレーシアの関係を日本と韓国に置き換える方もいらっしゃいます。
両国の問題の内容はさておき、その「熱」はかなり近いものがあるんじゃないかなあ、と。


さて、2次予選に話を戻します。
以前更新したように、2次予選は1 on 1のガチンコ対決。
抽選によってまさかのシンガポールvsマレーシア。
このホームアンドアウェイは、それこそ国家の威信をかけた一戦となったのです。

シンガポールで行われた1stレグは5−3でシンガポールの勝利。
2点差以上で負けなければ(しかも0−2、1−3、2−4)OKというかなり有利な展開で、
しかもここのところ8試合は引き分けしかない。
ところが、新聞では「シンガポールは0−2でマレーシアに負ける」なんて堂々と予想している
シンガポール人の評論家もいたりして、
「自国に関心は高いけど自信が持てない」という、
実にシンガポールらしい側面が見えたりします。

シンガポールで行われた5-3の1stレグは、
一旦は4−1でリードされながらも一時はぐぐっと同点に追いつきそうになったマレーシアに
圧倒的なモチベーションをもたらしたようです。
「次は2−0でいいのか!」みたいな。

話は逸れますが「なぜ、シンガポールは自信が持てないのか?」という件。
おそらく、そもそ資源がないので他国に依存しなければ生きていけない国、そして色んなものが手に入りすぎる環境にあるからなんじゃなかろうか、と思うのです。

衣食のほとんどすべてが輸入品ですし、しかもおカネを持ってる国なので良い物が揃っているわけです。特に自国で何かを作るという必要(というかそのリソースも)がなかったから、「自国のモノを育てる」という文化があまり育たなかったんじゃないでしょうか。

まあでもしかし、
日本代表からJリーグへと人気が流れていったときのような状況が、
今まさにシンガポールで見えそうで見えなかったりするので、
非常に面白いタイミングです。
「代表が結果を残す→リーグに注目が集まる」のような。
もちろん、Sリーグが盛り上がればウチのクラブにとっても嬉しい展開になるのです。


さてさて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、
とにかく第1戦の快勝(5−3)に心を打たれたコレナガは
「こりゃ、アウエイは絶対に行かなければならん」と思ってしまって、
リーグカップの準決勝と決勝の間というスケジュールを縫って
マレーシアはクアラルンプールに向かったのです。

85,000人収容(一説によると100,000人収容)のBukit Jalil National Stadium。
チケットは60,000枚がすぐに売切れ。
残りの25,000枚も3時間で売切れ。
恐るべし、マレーシア。

飛行機が50分遅れ、さらにイミグレで1時間待ちということで、
協会の手配してくれたバスに乗れなくなったので直接向かいました。
むむ、アウェイの洗礼。

ひどい渋滞と人混みで、スタジアムに着いたのは試合開始1時間前。
協会の人間にチケット頼んでおいたのだが、
VIPの入り口で人多過ぎで携帯電話つながらず30分待つ。
ここでも、アウェイの洗礼。

まあでも、スタジアムが素晴らしい。
霧に煙る感じとかホーンの感じとか、欧州のトップリーグというか、
カンプノウにいるような気がする、と言っても過言ではない感じ。
こんな身近にあったのか、と。
何せ85,000人ですから。
(後日、100,000人がスタジアムに押し寄せていたことを知る…)
残念ながらこのクラスのスタジアムはシンガポールにはありません。



マレーシアのホームユニフォームは青でした。
数カ月前に変わったらしいんですね。
以前は黄色と黒だったのですが反政府的活動の象徴が黄色らしく、
試合を政治的な集会の場にされたらかなわん、と、
ものすごく政治的な理由で変更があったようです。
マレーシア人の多くはまだ黄色を着てました。
(U-22の日本戦で観たアウェイユニは黄色でしたね)


試合は2−2の引き分けに終わり、見事にシンガポールが3次予選進出。
こういうビッグマッチを経験することは選手だけでなくサポーターを強くするんでしょうね。
この日シンガポールからやってきたサポーターは400人くらい。
ずーっと罵声を浴びてましたが、「厳しいところで一緒に勝った」というのが
強い連帯感を生んで、ウルトラになって行くのでしょう。



東南アジアのご多分に漏れず(シンガポール除く)、
バイクで皆さん集合です。


スタジアムまでの通路も盛り上がってます。
日本代表戦を思い出しました。



スタジアム前。
夕暮れ時のいい雰囲気です。


2-0でも良かったはずなのに、何で3-0なんだろう。
とにかく、この紙を掲げてた人がたくさんいました。

スタジアム見えてきました。



マネキンは別売りです。



ほとんど進めない。



正門。
やっと到着。


サッカー専用スタジアムではありませんが、かなり近代的です。


イタリアあたりのW杯予選なんかよりも熱気あります。


UEFA CLが開催されても文句ないレベル。


「100% MALAYSIANS」というのはつまり、
帰化選手が数多くいるシンガポールを揶揄しているというわけですね。



一応、理事をやらせてもらってるのでいい席準備してもらいました。
革張りです。
ここに限らず、基本的なファシリティがスバラシイ。

ここのあたりにも各席に国旗が置かれているのですが、
シンガポールサッカー協会に席割り振ってるの分かってるんだから
ここに置いておいても使うわけないだろ、と。


シンガポールサポーターたち。
スバラシク熱かった!


試合後の夕食会にもご招待いただいたので行ってみました。
スポーツ大臣が選手たちにお話ししてます。
ちなみにマレーシアにおいても大臣効果は凄まじく、
我々ご一行も大渋滞の中パトカー先導でスイスイ。
翌朝の空港までの道もパーフェクト。

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