Tuesday, September 06, 2011

シンガポール vs イラク(ジーコ監督)。

というわけで、観戦して帰ってきたわけですが、虚しさ満点です。

中国戦で見せた一瞬の輝きをシンガポールが再び見せられるのか、
イラクを率いることになったジーコ監督のサッカーは日本代表の時と比べてどうなのか、
楽しみにして行ってきたのですが…。

シンガポールにとってちょっと前までアジアカップチャンピオンのイラクは明確に格上。
それでも失うものなんてないわけだし、

アドバンテージが取れるとすれば、
1)FWデュリッチ
2)人工芝
3)暑さ
の3つだったと思うんですね。

グラウンダーのパスを走らせて、
後方だけでもボールをキープしながら相手を走らせて、
スキを見つつデュリッチにグラウンダーのくさびを打ち込む。
周囲がきちんとデュリッチのサポートをする。
これでだいぶラクになったはず。
少なくとも今日のように滅多矢鱈なロングボールのこぼれ球を拾われて、
簡単にカウンター食らって押し込まれて、
挙句、こぼれ球ミドル打たれるみたいなパターンはだいぶ防げたはず。

確かにイラクもデュリッチ対策として大型のDFを2枚ほどケアさせていたので、
なかなか思う通りにいかない部分もあったと思うのですが、
前線が準備できていないノーチャンスのロングボールを、
しかもデュリッチ以外のところに、放り込む。
でも何とかこぼれ球を拾って…、って繰り返してましたけど、
これ、ロングボール蹴ってる方が疲れます。
こぼれ球へのサポートのためのダッシュは疲れます。
そのうちに足が止まってキックの精度も低くなり、全くチャンスがなくなる。
なのに、何故、蹴り続けるのか、と。

4-2-3-1同士の戦いということでシステム自体は同じだったのですが、
習熟度というか、狙いの見えるレベルが残念ながらイラクの方が上。
イラクもそんなに緻密なことはやってないんだけど、
シンガポールには全くない。ゼロ。はあ。

さて、ジーコ監督率いるイラクですが、
「攻撃は自由に」という日本代表のときのスタンスよりも、もうちょっと狙いが見えました。
中央のエリアのちょっと外でトップにグラウンダーのパスを当ててのワンツー。
狭いエリアでこれを行い、パスアンドゴーは確実に。
で、ダメそうだったらサイドに展開。
という狙いは明確に見えました。
選手間の距離、特にトップのマフムードとトップ下のアル=ザーラのそれが近かったため、
良いボールが収まった場合はシュートまでかなりの確率で持ち込んでいました。
二人は同じチームでやってますし、関係はかなり良かったです。
ディフェンスに関しては相手FWには激しく当たりに行くものの、
簡単にかわされたり、バイタルエリアがぽかーんと空くタイミングもかなりあったので、
個人としても組織としても現時点では大したことがないという印象(少なくとも今日は)。

  • 選手の能力:若干イラクが上
  • チームの約束事:圧倒的にイラク(シンガポールからは何も感じられず)
  • 経験:イラク
こんな感じでした。

じゃあイラクが絶対に勝てないチームかと言えばそんなこともなく、
人工芝のピッチと、暑さという強みがあって互角に持ち込めるくらいの差です。
実際になれない人工芝でつまらないミスもかなりありましたし。
失点も崩されまくったものでもなく、DFとGKがのミスが原因。
なので、0−2というスコアは残念。

あのメンバーで狙いを持ったサッカーができれば、
もっと上を目指せると思うんですけどね…。


で、試合終了後の会見をどんなもんか見に行ったら、
シンガポールのチームマネージャー曰く、
「イラクは強かった。だが、我々には見逃されたPKが2つあった」
なんてことを言ってるんですね。
それで終了。

もうね、どうしたもんかと。
問題はそこじゃないぞ、と。

シンガポールサッカーをいち当事者として、そして愛する者として、
大変憂慮しているのです。


とりあえず、明日のウチの試合(リーグ戦)は、
良いサッカーをして勝ちたいなあ、と、
消化不良の夜を過ごしつつ思ったわけです。

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