Friday, September 30, 2011

80%を3回繰り返す。

煮詰まってどうしようもないときは誰にでもあるのです。
そういうときはほとんど仕事が手につかない。

やってしまえば大して時間がかからないあっさりとした作業でも、
「いやだなー」、「面倒だなー」という言葉が10回くらい頭の中で反芻されると、
いつの間にか「ビール呑みたいなー」に変化します。
これ、常識です。

また、それとは違うパターンで、
やりたいことばかりが多いときなどもこの状態になります。
「ああなったら楽しいよな」、「これをこうしたら正解じゃん!」
なんて妄想に励んでいるうちに、膨大な作業を目の前にしてしまってクラクラ。
とくに、一方的偏向妄想癖の強いコレナガにはそういうことがよくあります。

どちらかと言えば2つ目の方がややこしいので、
自分なりのその解決方法を備忘録的に書き残しておきます。


①調査・ネタ探し
ここには時間をかけます。
考えられる限りの可能性と徹底的な調査を行います。
毎日の継続でちょっとした変化に気づくときもあります。

基本は「守破離」ですので、
とにかくマネできるところをどんな業種とかネタでもいいので調べまくります。

ただ、この段階であまりに成功だけを追い求めると、
「ちょっと面倒だなあ」などと考えてしまいがちです(よね…?)。
個人的にはふわふわ色んな本を読んだりWEBを回っているだけで
置かれている自分の環境と勝手にいつかつながる気がしてます。

もちろん、たくさんの人との会話の中にも大きなヒントが隠されていると思います。
コレナガは特にこれを重要視しているので、
(たぶん)面倒臭がられない程度に業種を問わず電話かけさせてもらったり、
色んな人とお会いさせていただきます。
別に用がなくても「最近どうです?」みたいな。


②100を規定する。
ここ、重要です。
ピーンと来るネタが見つかった場合、全体像をいち早く頭の中で形成します。
  • 目的
  • 収益構造
  • ステークホルダー
あたりを重点的に、夢はムチャクチャでっかく、けど数字は厳しめに。
色んな人を巻き込むようなアイデアを練り込んでいくことが寛容だと思ってます。
この段階は100を明確にすることです。
これが70だったりとか、あるいは150だった、のように、
ここでの読みが甘かった場合、これ以降の展開はおそらく残念になると思われます。


③80%を3回繰り返す。
さて、いざ作業にとりかかる段階。
ここで最初から100%を狙って段取って作業していると…、
とてもじゃないけど時間が足りません。
というか、100を目指すのって精神的に疲れる。
「100じゃなきゃダメだ…、100なんだ…」
って追い込むことが必要になるので、
毎日新しい仕事を考えなければならないコレナガのような小さな会社の経営者には難しいです。
少なくとも、コレナガにはムリ。

なので、ここが最重要ポイント。
「とりあえず80%くらい進めてみるか」と、なんとなーく手をつけてみる。
この大きなメリットは時間の使い方が格段にうまくなるということ(と思ってます)。
いきなり100%を狙う場合と比較した場合、
体感的にはおそらく10%くらいの時間で済むのではないでしょうか。

で、80%が終わったら、その記憶があるうちにもう一度80%を
とは言っても同じことを繰り返すわけではありません。
(だから記憶があるうちに、ということですね。)
クリアしているだろう80%の部分はある程度信頼して、
残りの20%に向かって80%の法則を発動させるのです。

つまり、
20% × 80% = 16%
が、既にクリアしてある全体の80%に加えられるわけです。
ってことは、何と96%が終わったことになります!

そして同じように、さらにもう一度だけ80%の仕事をすると…、
(残り4%に対しての80%ということですね。)
同じように計算すると、何と99.2%が終わることになるのです!
そして、残りの0.8%については、全体を見直すついでにチェックするようにしています。



…などと長々と書いてみましたがおそらく結局は簡単なことで、
ウダウダ迷ってるくらいだったらとにかく手を動かした方が早い、
ということなんでしょうね。





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Thursday, September 22, 2011

今さらアジア2次予選。

7月末にアジア2次予選を観にマレーシアに行ってきたのですが、
Blogの更新滞っていてどうしようかなあ、と思っていたら、
昨日U-22の試合があったのでこのタイミングで掲載させてもらいます…。
当時のネタですので、少々状況変わってます。
(シンガポールが最終予選に進むんじゃないか?とポジティブに思ってたら2連敗…、みたいな)


もう住んでそろそろ5年目に突入しようかというシンガポール。
何と言うか、ナショナリズムを勝手ながら感じることもあったりして、
第二の故郷のような気分になりつつあったりします。
国歌をみんなが歌っているときは鳥肌立ったりしちゃいます。

さて、コレナガは何かにつけて、
「これからはアジアサッカーがアツい!」などと言い続けているのですが、
その一面がふんだんに出たいいサンプルが先月ありました。
いやはや、アツいです。

それが、ブラジルワールドカップアジア2次予選。
1次予選を勝ち上がったマレーシアと2次予選で待ち構えたシンガポールが対決、なのです。
ご存じの方も多いかと思いますが、シンガポールとマレーシアは歴史的に深い因縁があります。
例えば、シンガポールはマレーシアから独立した国で、
今や一人当たりGDPでは日本を抜くほどの経済大国になったのに対し、
マレーシアは成長こそしているものの一気に追い抜かれてしまった、とか、
隣接する国同士ですから領土問題や開発関係の問題も常時あふれています。
ちなみに、シンガポールはマレーシアに水や電気といったライフラインを依存していて、
マレーシアからは「ナメたこと言ってると止めちゃうよ」と定期的に脅されているものの、
あちらもシンガポール無しでは生きていけない国になってしまったので、
あまり大きなことも言えない。
こういった駆け引きは日常的に行われている感じです。
詳しくはWikiをご参照ください。

ですので、シンガポールとマレーシアの関係を日本と韓国に置き換える方もいらっしゃいます。
両国の問題の内容はさておき、その「熱」はかなり近いものがあるんじゃないかなあ、と。


さて、2次予選に話を戻します。
以前更新したように、2次予選は1 on 1のガチンコ対決。
抽選によってまさかのシンガポールvsマレーシア。
このホームアンドアウェイは、それこそ国家の威信をかけた一戦となったのです。

シンガポールで行われた1stレグは5−3でシンガポールの勝利。
2点差以上で負けなければ(しかも0−2、1−3、2−4)OKというかなり有利な展開で、
しかもここのところ8試合は引き分けしかない。
ところが、新聞では「シンガポールは0−2でマレーシアに負ける」なんて堂々と予想している
シンガポール人の評論家もいたりして、
「自国に関心は高いけど自信が持てない」という、
実にシンガポールらしい側面が見えたりします。

シンガポールで行われた5-3の1stレグは、
一旦は4−1でリードされながらも一時はぐぐっと同点に追いつきそうになったマレーシアに
圧倒的なモチベーションをもたらしたようです。
「次は2−0でいいのか!」みたいな。

話は逸れますが「なぜ、シンガポールは自信が持てないのか?」という件。
おそらく、そもそ資源がないので他国に依存しなければ生きていけない国、そして色んなものが手に入りすぎる環境にあるからなんじゃなかろうか、と思うのです。

衣食のほとんどすべてが輸入品ですし、しかもおカネを持ってる国なので良い物が揃っているわけです。特に自国で何かを作るという必要(というかそのリソースも)がなかったから、「自国のモノを育てる」という文化があまり育たなかったんじゃないでしょうか。

まあでもしかし、
日本代表からJリーグへと人気が流れていったときのような状況が、
今まさにシンガポールで見えそうで見えなかったりするので、
非常に面白いタイミングです。
「代表が結果を残す→リーグに注目が集まる」のような。
もちろん、Sリーグが盛り上がればウチのクラブにとっても嬉しい展開になるのです。


さてさて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、
とにかく第1戦の快勝(5−3)に心を打たれたコレナガは
「こりゃ、アウエイは絶対に行かなければならん」と思ってしまって、
リーグカップの準決勝と決勝の間というスケジュールを縫って
マレーシアはクアラルンプールに向かったのです。

85,000人収容(一説によると100,000人収容)のBukit Jalil National Stadium。
チケットは60,000枚がすぐに売切れ。
残りの25,000枚も3時間で売切れ。
恐るべし、マレーシア。

飛行機が50分遅れ、さらにイミグレで1時間待ちということで、
協会の手配してくれたバスに乗れなくなったので直接向かいました。
むむ、アウェイの洗礼。

ひどい渋滞と人混みで、スタジアムに着いたのは試合開始1時間前。
協会の人間にチケット頼んでおいたのだが、
VIPの入り口で人多過ぎで携帯電話つながらず30分待つ。
ここでも、アウェイの洗礼。

まあでも、スタジアムが素晴らしい。
霧に煙る感じとかホーンの感じとか、欧州のトップリーグというか、
カンプノウにいるような気がする、と言っても過言ではない感じ。
こんな身近にあったのか、と。
何せ85,000人ですから。
(後日、100,000人がスタジアムに押し寄せていたことを知る…)
残念ながらこのクラスのスタジアムはシンガポールにはありません。



マレーシアのホームユニフォームは青でした。
数カ月前に変わったらしいんですね。
以前は黄色と黒だったのですが反政府的活動の象徴が黄色らしく、
試合を政治的な集会の場にされたらかなわん、と、
ものすごく政治的な理由で変更があったようです。
マレーシア人の多くはまだ黄色を着てました。
(U-22の日本戦で観たアウェイユニは黄色でしたね)


試合は2−2の引き分けに終わり、見事にシンガポールが3次予選進出。
こういうビッグマッチを経験することは選手だけでなくサポーターを強くするんでしょうね。
この日シンガポールからやってきたサポーターは400人くらい。
ずーっと罵声を浴びてましたが、「厳しいところで一緒に勝った」というのが
強い連帯感を生んで、ウルトラになって行くのでしょう。



東南アジアのご多分に漏れず(シンガポール除く)、
バイクで皆さん集合です。


スタジアムまでの通路も盛り上がってます。
日本代表戦を思い出しました。



スタジアム前。
夕暮れ時のいい雰囲気です。


2-0でも良かったはずなのに、何で3-0なんだろう。
とにかく、この紙を掲げてた人がたくさんいました。

スタジアム見えてきました。



マネキンは別売りです。



ほとんど進めない。



正門。
やっと到着。


サッカー専用スタジアムではありませんが、かなり近代的です。


イタリアあたりのW杯予選なんかよりも熱気あります。


UEFA CLが開催されても文句ないレベル。


「100% MALAYSIANS」というのはつまり、
帰化選手が数多くいるシンガポールを揶揄しているというわけですね。



一応、理事をやらせてもらってるのでいい席準備してもらいました。
革張りです。
ここに限らず、基本的なファシリティがスバラシイ。

ここのあたりにも各席に国旗が置かれているのですが、
シンガポールサッカー協会に席割り振ってるの分かってるんだから
ここに置いておいても使うわけないだろ、と。


シンガポールサポーターたち。
スバラシク熱かった!


試合後の夕食会にもご招待いただいたので行ってみました。
スポーツ大臣が選手たちにお話ししてます。
ちなみにマレーシアにおいても大臣効果は凄まじく、
我々ご一行も大渋滞の中パトカー先導でスイスイ。
翌朝の空港までの道もパーフェクト。

Sunday, September 11, 2011

4ー0の勝利。

前節の7−2に引き続き、昨日は4−0の圧勝。
2試合とも上位との対戦で、しかも、アウェイ。
昨日はシンガポール代表も3、4人出てたかと。
苦しい時間帯を我慢して、自分たちの時間が必ず来ると信じて戦う。
選手たちはすごいなあ、と思うのです。

それでも、まだ優勝を意識するには早いぞ、と。
現在の首位とのポイント差は2。
相手は1試合少ないので実質5くらい負けてるつもりで、
1試合1試合を大切に戦っていくだけ。
このあたりを選手たちはよく分かってくれているので安心です。












Thursday, September 08, 2011

スゴイ試合を観た。

2011年Sリーグ第24節。
2失点してから7得点という大逆転劇。
しかも相手はこれまで22試合で15しかしていなかった堅守を誇る昨季優勝チーム。

あくまで大事なのは次節の首位との決戦。
これであっさりと負けてしまったらこの試合は意味がなくなってしまうんだけれど、
あまりの選手たちの我慢というか落ち着きように感動してしまったので、
いつもの(迷惑)メールをBlogにエントリしてしまうことにします。

こんなメールを欲しい方は以下のリンクへ。
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お世話になります。

アルビレックス・シンガポール是永です。
Sリーグ第24節の結果をご報告させていただきます。

【Sリーグ第24節の結果】
Wednesday, September 07, 2011 1930hrs
Queenstown Stadium
Etoile 2 : 7 Albirex
/E/
Sirina Camara 18'
Aly Doumbouya 19'

/A/
Shotaro Ihata 29'
Kunihiro Yamashita45'
Tatsuro Inui (Pen)50'
Shotaro Ihata 66'
Bruno Castanheira68'
Shotaro Ihata 73'
Tatsuro Inui 88'

《スターティングメンバー》
1 松下泰士
2 林隆太(15 藤岡大輝 85')
21 山下訓広
20 川上典洋
5 小林一貴
4 松井敬佑
6 下野淳
8 櫻田真平
9 斎藤陽介(7 ブルーノ・カスタニェイラ 16')
11 井畑翔太郎
10 乾達朗(17 小林啓太 89')

ベンチ入りメンバー :
22 稲垣和弥、15 藤岡大輝、14 奥山武宰士、16 坂本貴浩、17 小林啓太、18 提坂俊介、7 ブルーノ・カスタニェイラ

《フォーメーション》
_____11_____
_10_______9_
___8____6___
______4______
_5__20__21__2_
_______1_______

試合詳細はこちらをご覧ください。
http://www.plusblog.sportsnavi.com/albirexs/article/381
http://www.albirex.com.sg/index.phpoption=com_albirex&view=gameresult&Itemid=105&lang=ja


熱いご声援ありがとうございました。
皆さまのご声援のおかげさまで強豪相手に大勝することができました。

長い間、サッカーに関わらせていただき、
日本国内、アジア、欧州を含め、たくさんの試合を観させてもらってきました。
しかし、こんな衝撃的な大逆転劇を観たのは初めてかもしれません。

序盤から相手のフィジカルを生かした激しいプレスを前に、
なかなかいつものボール回しを見せられないアルビS。
その上、16分に先発出場の斉藤が足を捻挫して途中交代を余儀なくされます。
そして、18分に相手のスーパーボレーがネットに突き刺さり、
19分にはキックオフのボールを奪われ、そのまま失点。
逆境が立て続けにアルビSを襲います。

特に2失点目。
失点した直後のキックオフのボールをあっさりと奪われ、
為す術なくあっさりと許したゴール。
明らかにメンタル面での課題が浮かびました。
リーグ戦のタイトルを目指しての天王山でのこのプレー…。
しかも相手はリーグNo.1の堅守を誇るエトワール(22試合で15失点)。
「このままガックリとうなだれてしまって、もう終わってしまうのか…」
というイヤな予感が頭をよぎりました。

しかし選手たちからは、
「ここから、ここから」
「まだ慌てる時間じゃない」
と、誰彼となくお互いに声を掛け合い、チームを冷静に鼓舞し続けます。

9ヶ月間ともに戦ってきたチームメイトへの厚い信頼。
そして、タイトルを獲ったという強い自信。
2点のビハインドと足ごと刈り取られるようなプレッシングに対して、
ナーバスにならず、慌てず。
着実にゲームを組み立ていきます。

そして迎えた29分。
左サイドの乾からファーポスト際で待ち構える井畑に、
針を通すようなグラウンダーのパス。
DFの股間を抜けたボールが井畑の足元へ渡ったと思った次の瞬間、ネットを揺らします。
まず、反撃の口火。
1-2。

前半終了間際の45分。
櫻田セットプレー崩れで前線に残っていたDF山下が、
相手コーナーでのプレッシングでボールを奪った櫻田からのダイレクトのクロスに
「利き足の頭」で合わせて、今季初ゴール。
2-2。
最高の時間帯に同点に追いついたことで、否が応にも逆転ムードは高まります。

後半に入ってすぐの50分。
井畑がオーバーラップした林を囮に使いながら「ぐりっ」とエリア内にドリブルで侵入。
横パスを中央のブルーノへ。
DFをちょん、とかわした直後、相手の足がブルーノを引っ掛けていました。
PK。
これを乾が冷静に沈め、ついに逆転。

勢いの止まらないアルビSは66分。
林が相手選手と競り合いながら何とか粘って頭でパス。
これを受けたブルーノが右サイドを独走。
DFをボール1つ分だけかわしてファーサイドへ鋭いピンポイントクロス。
再び待ち構えた井畑が冷静にヘッドで突き刺します。
これで、4-2。

さらに直後の69分。
小林一貴が冷徹な左足でサイドチェンジ。
鋭いボールはブルーノの足元へ。
抜けだして縦に突破、と見せかけて中央へ。
刹那、左足を振り抜いてネットを揺さぶります。
5-2。

さらにさらに、こうなっても受けに回らず、73分。
ブルーノのスルーパスに抜け出した井畑がエリア外からパーフェクトなループシュート。
GKは一歩も動けず、ただただ、ボールを見送るのみ。
6-2。

最後は88分に乾が自ら得たFKを最高のコースにねじ込んで、ゴール。
7-2。
大大大大大逆転劇の幕を、見事に降ろしました。

「7得点」は、アルビS史上最多得点。
また、今季のSリーグの最多得点試合でもあります。
何より、2失点を喫してからの7得点。
そして簡単な相手ではなく、リーグ最高の守備陣を擁するチーム。
言わずもがな、今後の期待がふつふつと高まります。

さあ、土曜日は首位Home Unitedとの直接対決。
中2日の厳しいスケジュールではありますが、
これを制することができれば、
選手たちが最近になって当たり前のように口にしている
「3冠」が、現実的になってきます。

アルビSのクラブ史上、最も大きな天王山であることは間違いありません。
日頃アルビSを気にしていただいている皆さま、スタジアムで感動を、共有させてください。

皆さまお誘い合わせの上、
スタジアムで熱い、熱い、サポートをよろしくお願いします。

今後とも熱いご声援よろしくお願いします。

《クラブハウス完成!》
ついに、アルビレックス新潟シンガポールのクラブハウスがJurong East Stadium内
に完成しました!
http://bit.ly/nFfJwO

ファンとクラブの交流のために設立されたクラブハウスには、
皆さんがお越しになりやすい「我らがホームスタジアム」内にございます。
既にオープンしていますが、これから来月頭にかけてさらなる装飾が加えられる予定です。
アルビレックス新潟シンガポールの新たな展開に是非、ご注目ください!

《Facebookページ、はじめました。》
http://www.facebook.com/ANFC
↓アルビSの個人ページも引き続きよろしくお願いします!
http://www.facebook.com/ALBIREX.Niigata.FC.Singapore

Tuesday, September 06, 2011

シンガポール vs イラク(ジーコ監督)。

というわけで、観戦して帰ってきたわけですが、虚しさ満点です。

中国戦で見せた一瞬の輝きをシンガポールが再び見せられるのか、
イラクを率いることになったジーコ監督のサッカーは日本代表の時と比べてどうなのか、
楽しみにして行ってきたのですが…。

シンガポールにとってちょっと前までアジアカップチャンピオンのイラクは明確に格上。
それでも失うものなんてないわけだし、

アドバンテージが取れるとすれば、
1)FWデュリッチ
2)人工芝
3)暑さ
の3つだったと思うんですね。

グラウンダーのパスを走らせて、
後方だけでもボールをキープしながら相手を走らせて、
スキを見つつデュリッチにグラウンダーのくさびを打ち込む。
周囲がきちんとデュリッチのサポートをする。
これでだいぶラクになったはず。
少なくとも今日のように滅多矢鱈なロングボールのこぼれ球を拾われて、
簡単にカウンター食らって押し込まれて、
挙句、こぼれ球ミドル打たれるみたいなパターンはだいぶ防げたはず。

確かにイラクもデュリッチ対策として大型のDFを2枚ほどケアさせていたので、
なかなか思う通りにいかない部分もあったと思うのですが、
前線が準備できていないノーチャンスのロングボールを、
しかもデュリッチ以外のところに、放り込む。
でも何とかこぼれ球を拾って…、って繰り返してましたけど、
これ、ロングボール蹴ってる方が疲れます。
こぼれ球へのサポートのためのダッシュは疲れます。
そのうちに足が止まってキックの精度も低くなり、全くチャンスがなくなる。
なのに、何故、蹴り続けるのか、と。

4-2-3-1同士の戦いということでシステム自体は同じだったのですが、
習熟度というか、狙いの見えるレベルが残念ながらイラクの方が上。
イラクもそんなに緻密なことはやってないんだけど、
シンガポールには全くない。ゼロ。はあ。

さて、ジーコ監督率いるイラクですが、
「攻撃は自由に」という日本代表のときのスタンスよりも、もうちょっと狙いが見えました。
中央のエリアのちょっと外でトップにグラウンダーのパスを当ててのワンツー。
狭いエリアでこれを行い、パスアンドゴーは確実に。
で、ダメそうだったらサイドに展開。
という狙いは明確に見えました。
選手間の距離、特にトップのマフムードとトップ下のアル=ザーラのそれが近かったため、
良いボールが収まった場合はシュートまでかなりの確率で持ち込んでいました。
二人は同じチームでやってますし、関係はかなり良かったです。
ディフェンスに関しては相手FWには激しく当たりに行くものの、
簡単にかわされたり、バイタルエリアがぽかーんと空くタイミングもかなりあったので、
個人としても組織としても現時点では大したことがないという印象(少なくとも今日は)。

  • 選手の能力:若干イラクが上
  • チームの約束事:圧倒的にイラク(シンガポールからは何も感じられず)
  • 経験:イラク
こんな感じでした。

じゃあイラクが絶対に勝てないチームかと言えばそんなこともなく、
人工芝のピッチと、暑さという強みがあって互角に持ち込めるくらいの差です。
実際になれない人工芝でつまらないミスもかなりありましたし。
失点も崩されまくったものでもなく、DFとGKがのミスが原因。
なので、0−2というスコアは残念。

あのメンバーで狙いを持ったサッカーができれば、
もっと上を目指せると思うんですけどね…。


で、試合終了後の会見をどんなもんか見に行ったら、
シンガポールのチームマネージャー曰く、
「イラクは強かった。だが、我々には見逃されたPKが2つあった」
なんてことを言ってるんですね。
それで終了。

もうね、どうしたもんかと。
問題はそこじゃないぞ、と。

シンガポールサッカーをいち当事者として、そして愛する者として、
大変憂慮しているのです。


とりあえず、明日のウチの試合(リーグ戦)は、
良いサッカーをして勝ちたいなあ、と、
消化不良の夜を過ごしつつ思ったわけです。

Friday, September 02, 2011

中国vsシンガポールダイジェスト。

日本代表のウラでW杯3次予選の中国 vs シンガポールがTVでやっていた。
実はけっこう楽しみにしていた試合。

もうこっちに住んでそろそろ5年目にもさしかかるし、
シンガポールサッカー協会の理事だし、
代表監督のラディとは会えば必ずサッカー談義をするし、
もちろん全員知った顔だし個人的に話をする代表選手もいるので、
3次予選まで見事に勝ち上がったシンガポールを情熱的に応援しているのです。
まあ、そうは言ってもFIFAランキング69位と129位の対戦。
誰の得になるのか全くわからないけれど、TVを見てのレポートをしてみたりします。
(2次予選のマレーシアとの対戦は後ほど現地での詳細をBlogにUPする予定…)

現在の中国代表監督と言えば、(ワキ汗で名を馳せた)ホセ・アントニオ・カマーチョ。
この日はジャケット着用のため久々のワキ汗を拝むことはできなかったけれど、
某ポッドキャストでも「面白いからいいや」と名前の由来となった人物ですね。
2002年のW杯ではスペイン代表監督まで上り詰めた監督だけれど、スペイン国内での評価は芳しくありません。

で、試合。
シンガポールは怪我兵役のハリース(この選手、16歳からSリーグでプレーしているかなりの有望株)が不在だったものの、マレーシアとの2ndレグと同じメンバー。

一言で言ってしまえば、中国もシンガポールもチームとしての狙いはほとんど見えない。
なんとなくのスペースへのパス、なんとなくのポストプレー、なんとなくのカウンター。
ただし、193cm42歳、しかも未だ衰えぬFWデュリッチがいる分だけ、
「戦術はデュリッチ」と言い切れるシンガポールの方がやりたいことが明確な感じ。
けれどもデュリッチのサポートはほとんどないため、
お互いにカウンターとセットプレーしか点が取れる攻撃の手段がないという、
W杯本戦に出場できない国同士の代表戦にありがちな展開。

始まってすぐに思ったこと。
シンガポールはちょっとお客さんになりすぎかな、と。
ディフェンスに人数を割きすぎて全く得点の匂いがしない。
確かに中国のほうが実績もあるんだけれど、攻める意欲が見えない。
もうちょっとボールキープできる能力あるのになあ、
もっとサイドからドリブルで勝負できるのになあ、と。

まあ確かに格上だしアウェイだしドローでもいいっちゃいいしな、
なんて思っていた前半33分。
デュリッチが中国キャプテンの横パスをセンターライン付近でカット。
そしてそのままドリブル。
前にはDF一人とGKのみ。
陽気な太っちょFWのキィ・リーとのパス交換で、
最後はエリア内からデュリッチが左足でラクにゴール。
まさかのシンガポール先制。

後半に入るとカマーチョにかなり喝を入れられたのか、中国の動きが見違えるようになる。
運動量が増えてコンパクトに攻め立て、シンガポールは慌てふためく。
効果的なミドルシュートなんかも見れるようになって、
ちょっとこれは怖いな、と。

そんな折、最近代表に定着した21歳のGKイズワンが負傷で退場。
アルビSも何度も泣かされている実力者のライオネル・ルイスと交代。
GKらしい体格のバランスの取れた好GKです。

すると60分。
中国がロングボールからカウンター一本で抜けだしてGKと1対1の状況を作る。
浮き球を相手FWと競り合ったルイスが相手をパンチしてしまうような格好になり、
微妙な判定ではあったけれどPK。

押されっぱなしだったのもあって
「ああ、ここまでか…」
って思ってたら、ライオネル・ルイスがこのPKをスーパーセーブ。
思わず「うぉー!」と叫んでしまった、鳥肌もんのプレーでした。

と思ったら、67分にエリア内で全く不用意なファウルで再びPK。
確かに競り合いの際に相手の肩に手がかかったかのようにも見えたけれど、
まあ普通はファウル取らないプレーだろうな。
倒れ方上手かったのもあるし、何より審判のポジションが悪い。
ともあれ、このPKを決められて同点に追いつかれます。

その直後。
カウンターからドリブルで抜けだしたデュリッチが
エリア内で後ろからのタックルで倒されたんだけれど、
ファウルなし。
これにキレたラディが抗議しながらピッチに入ってしまって退席処分。

正直、これでバタバタしてしまった印象のシンガポール。
72分には左サイドからのクロスをダイレクトでシュート打たれて、
一旦はセーブしたんだけれどこぼれダマをフリーで詰められて再びリードを許す。
興奮してもいいから、せめて相手FWを捕まえておいてくれ…。

で、そのまま試合終了。
持ち味、というか狙いは示して強豪を追い詰めたシンガポールだけれど、
中国の意地とホームの強みに負けたという感じでした。
おまけに試合終了後にエキサイトしたキィ・リーがイエローカードもらってました。
全く、無駄。
後半ほとんど消えてたしなー。

全体的に何と言うか、経験が足りん。
試合がバタバタとしたときに選手たちが我先にと暴れてしまっていては収集がつかなくなる。
もうちょっと冷静に戦うことができれば、まだ1点差だったというのに。
年齢だけ重ねていてもなかなか難しいということですね。
まあでも、シンガポールでベストプレイヤーと思われるハリースがいれば、
もっとマシな試合になったかも。


ちなみに審判団はこの方々。
Referee: Andre EL HADDAD (LIB)Assistant Referee 1: Ziad EL MHAJER (LIB)Assistant Referee 2: Hadi EL KASSAR (LIB)Fourth official: Ali SABBAGH (LIB)
レバノンの皆さんですね。