Tuesday, March 13, 2012

世界に羽ばたく卒業生たち。

アルビレックス新潟シンガポールのスローガンは「The reason.」。
コレナガがシンガポールに来た5シーズン前に作って、それ以来一回も変えていない。

直訳すれば「理由」。
それまでクラブに存在意義がなかった、と言ったら誇張かもしれないけれど、
たとえ無くなったとしても困るヒトはあんまりいなかったような気がする。
だったらそれを作ってやろうぜ、と。

自分たちの存在意義を作るために、選手、スタッフそれぞれが、
それぞれの「理由」に向かって真っ直ぐ全力を尽くすことがこのクラブには必要だな、という想い。

「ここはステップだ。サッカー選手という職業は世界中にある。アジアでもヨーロッパでも好きなところに行きなさい。その後押しは必ずする」
と、クラブに所属する全ての選手たちにそう話してきた。

日本では「サッカー選手でメシを食う」というのは、
たとえJリーグの選手になれたとしても、
大きいクラブに所属する、もしくは試合に出れる環境にないと現実的ではない状況。
実は。

でも、アジアやヨーロッパでは、そのハードルは日本よりも低い。
しかも日本で認められなかったプレーが海外では重宝されることだってある。


もしかしたら、その最たる例が三木健かもしれません。

もともといわゆるサッカー的に目立った経歴を持たずにアルビSに入団した三木。
彼が所属した2009シーズンはポジション的な問題もあり、
アルビSでの出場機会は多くなかった。
多くの人達が彼がプロとしてサッカーを続けることは困難だと感じていたかもしれない。

けれど、彼は大げさでなく一瞬も諦めなかった。
面談のとき「どうしたら海外でプレーできるか」と聞かれたので、
「ウチのクラブにも世界の何処かから毎日届くんだけど、Youtubeに自分のプレーを載せてURLとレジュメをメールで送ってくる選手がいる。どうしても挑戦したいんだったら、諦めることなく100や200のクラブに送ってみたらどう?連絡先はWEBで調べられるし」
と言ったら、早速それを実行するどころか、
加えて、自分自身で英語で解説を入れていた。

もちろん、英語で解説を加えていた方がプレーが分かりやすいだけでなく、
少なくとも三木本人が英語でコミュニケーションを取れるということが伝わる。
それだけで「日本人は言葉が…」という色眼鏡を外してくれるかもしれない。

こういう例からも、三木は最後まで決して諦めないという我慢強さと、
「相手の必要としていることを実行する」という能力を持っているため、
ここまでプレーを続けられているんだと思う。


その他にも、今年はウチで海外の扉を開いた多くの選手たちが世界中で新天地を求めている。
…、これだけじゃなく、まだまだまだまだ、アジアやヨーロッパにいる。
現在、欧州やアジアで活躍している選手たちで、
アルビレックス新潟シンガポールに所属していた選手がどれほど多いことか。
そういう野心を持ったたくさんの若者たちに会えるので、
コレナガもこのクラブに携わらせてもらっていることに誇りを持っている。

ウチのクラブでファーストステップを踏んで、現在もプロとして立派に活躍している選手たち。
その経歴は、Jクラブを経験した選手、そうじゃない選手、様々だ。
自信を持って毎日の努力を惜しまず、最後まで諦めなかった選手が、
海外でサッカー選手でメシを食う、という夢を掴んでいる。

さらに指導者にも挑戦者がいる。
昨年コーチとして貢献してくれていた小林力もヨーロッパへプロの指導者として旅立った。


こういう選手やスタッフたちがたくさん出てくればくるほど、
これからも世界に挑む若者たちを作り続けるんだ!という気持ちはさらに強くなる。

ご飯をご馳走するために色んな国にも遊びに行けるしね。笑



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1 comment:

  1. 選手たちの頑張りを読んで、「俺も頑張れてるかなぁ?」自分に問いかけてみました。

    まだまだ、自分に甘い気がします。

    今日から『緊褌一番』でがんばるぞい!

    ReplyDelete