Saturday, May 18, 2013

これが燃えずにいられるか。

以前に書いたかもしれないけれど、
今夏、あるワクワクするプロジェクトを進ませようとしていた。
何といっても、日本史上初のプロジェクト。

企画した序盤はとても順調で、協力者も自然とたくさん集まってきて、
「ああ、なんて簡単!それでいてこんなに意義深いことができるなんて!」
なんて小躍りしながら悦に入っていたりした。
ところが、この一ヶ月ほどの間にちょっと様子がおかしくなってきた。
流れが悪くなるというのはこういうことを言うのだろうな、という感じ。

企画元はウチなのだが、そもそも、ウチが全責任を負うわけにもいかない内容でもある。
もちろんある程度は絵を書いて、
問題点などをまとめつつ粛々と進めていたのだが、
国境を越えたプロジェクトというのは、これに限らず曲者である。

今回は、日本とシンガポールとの時間の進み方がエラく違った。
日本サイドからは「時間がないです」とウチに結論を求められ、
本来の責任の所在となるべきはずのシンガポールサイドをせっついても、
遅々として進まない。
なのに、金銭リスクはウチだけで取らなければならないという不条理。

それでも、何と言っても史上初のプロジェクトなのである。
広がるであろう今後の展開を踏まえた上でやるべきだ、という判断で進んできたのだが、
よく考えれば、そもそも今後の展開に確実につながる保証などどこにもない。
ぼんやりとしたイメージだけしかない。つまり、EXITが見えづらい。

もしもウチのスタッフからこのレベルの提案されたら突き返すに決まってる。
「やり直し」って。

滅多にないチャンスなので自分自身が浮かれていたのかもしれないが、
こんなの片手落ちもいいところだ。

加えて、もちろん意図はしていないけれど、
もしかしたら周囲からは、
ウチのクラブの功名のため「だけ」に進めていると見えたのかもしれない。
だから、序盤では協力者はたくさん出てきてくれたけれど、
推進力が途中で途絶えてしまったのかもしれない。
そもそも「WIN-WIN」に見えない、ということなのかもしれない。

とにかく、追えども追えども結論が出ず、責任の所在がどの団体にあるのか不明のまま、
ウチだけが宙ぶらりんな状態になり、月日だけがひたすら過ぎてしまった。

悲しいけれど、「撤退」を考えなければならないタイミングになっていると感じる。
この機を逃せば同じプロジェクトは一生できないかもしれないけれど、
全てを振り返れば、自分自身の力不足、である。

撤退、の決断は難しい。
これまでの自分の判断を全否定することになるので、なかなか決断を下せない。
さらに、たくさんの方々に迷惑をかけることになる。
期待してくれていた皆さんを裏切ることにもなる。
本当に、難しい。

悩みに悩んでの、最終手段。
大恩あるメンターにアドバイスを求めるため、電話で相談した。
もし、撤退の判断をした場合、この方にも多くの迷惑をかけてしまうことになる。

しかし、
「いいよいいよ。無理しなくていいよ。」
と、たった一言。

続けて、噛み含めて伝えようとしてくれたのだろう、ゆっくりと言葉をいただいた。
「チャレンジしたから分かることもある。分かった分だけ前進だ」
と。


これが燃えずにいられるか――。


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