Monday, July 14, 2014

当事者に、なりたい。

先ほどマラカナンから帰ってきまして、素晴らしい試合を観てしまったからか、
何故だか猛烈に食欲が爆発したのでスーパーで肉買って豪快に焼いて食べました。
げっぷ。

で、赤身の肉を食べながら色々と考えていたんですよね。
そりゃ試合はもちろん面白かった。
技術的なミスがほとんどなく、双方の思惑が均衡した好ゲーム。
アルゼンチンがスケジュール厳しいにもかかわらずかなり踏ん張って、
しかもスタイルが真っ向からぶつかり合う様は、
これぞ、国代表、ワールドカップというべき内容。

ただ、何かが足りん…。
もっと極端に感情移入したいんだけど、どこかで冷めてる自分がいる。

これ、思い返せば、
2003年のコンフェデのファイナルをパリで観た直後と同じ気持だったんですね。
思えばあれ以来の世界大会のファイナル観戦か…。
あのときはフランスとカメルーンの試合を観ながら、
「ああ、最高に面白い。…でも、面白い!って演じてる自分いるよね?誤魔化してるよね?」
…などと逡巡していたのです。
そのまま蚊帳の外気分になってぽつんと座っていたら、
スタジアムにいた最後の一人になって警備員さんに怒られたのですが、
つまりはそういうことなのです。

「当事者に、なりたい。」

今日のスタジアムの大多数を占めたアルゼンチン人たちはそりゃもう必死でした。
昨日くらいから10万人くらいがバスや自家用車で三々五々集合して、
コパカバーナのビーチで砂浜野宿したり自炊したりして、
イヤっていうほど歌ったりアホほど叫んだりしまくって、
で、スタジアム行ったり、パブリックビューイングに臨んだりしてるんです。

負けた瞬間、くちゃくちゃの顔で近くのドイツ人とケンカをはじめてしまったりとか、
絶望のあまり座り込んで泣きはじめてしまう30歳くらいのオジサンがいたりするわけですよ。
人のこと全く言えないんですが、
「おいおい、サッカー好きすぎるだろ」
なんて思っちゃうんですね。

それでも銀メダルを選手たちが受け取ったときには、
みんな胸を張って試合中かと見紛うようなスタンディングオベーション。
実に、立派でした。
選手もアルゼンチン人も、羨ましい、と心から思いました。
この場所で輝いているなあ、と。

だから、思ったのです。

もし、ですよ。
日本代表がファイナルに進出したら…、皆さんどうします?
なんかよくわからないけど、猛烈にエネルギーが爆発してしまって、現地に行っちゃいませんか?
パブリックビューイングになるかもしれないけれど、
とりあえず行ってみんなで合流して、
訳もわからず呑んだくれながら、
「ニッポン!ニッポン!」
って、街中で叫びますよね? 歌っちゃいますよね?

そうなんです。
たぶん、アルゼンチン人たちとほとんど変わらない行動になると思うのです。

今回自分は日本代表がファイナルにいるんじゃないか、ってけっこう本気で思ってました。
結果、ああいう形で大会を去ることになりまして、
何が悔しいかって、あっさり負けたことじゃなくて、
「ニッポン!ニッポン!」
ってファイナルの舞台で叫べなかったこと。
みんなで日本人の誇りを持って歌えなかったこと――。

そりゃ簡単なわけがありません。
でも、生きてるうちにどうやったら実現できるんだろうか…。

スゴい試合を観ながら、一方で悶々としつつ、噛みしめるように思ったのです。


アルゼンチン人の多くの方々、真剣に野宿です。


コパカバーナほぼ占拠。





ここ数日崩れていただけに心配でしたが、マラカナンも劇的にいい天気でした。








何を、想う。

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