Sunday, August 23, 2015

シンガポール政府から光栄な賞を受賞…!




昨日(22日)の午後、アルビレックス新潟シンガポールは、あちらこちらでイベント盛りだくさんでございました。

【日本出張組】
・アルビレックス新潟ホームゲームでチアダンス披露(新潟)
・アルビレックス新潟バルセロナ説明会(東京)

【シンガポール組】
・日本人会夏祭りでキックターゲット運営
・日本人会夏祭りでチアダンス披露
・日本人会夏祭りで屋台列整理のボランティア

【マレーシア組】
・サッカースクールのジョホールバルサマースクール(奥山監督、荻野選手、向井選手も一部参加)

…と、スタッフのみんなが各地で大活躍。おつかれさまでした。


そして、そんな日に自分はどこにいたかと申しますと、シンガポール政府の表彰式に参加していました。

アルビレックス新潟シンガポールがいただいたのは、
PEOPLE’S ASSOCIATION COMMUNITY SPIRIT AWARDS 2015
で、地域社会に大きく貢献した団体に贈られる賞です。

Yuhua地域の建国50周年記念パーティーで、1,000人ほど集まった皆さんの前で大々的に受賞させていただきました。いつも支えていただいているみなさんと、懸命に働いてくれているスタッフのみんなのおかげです。ありがとうございます。

現在、アルビレックス新潟シンガポールでは、ホームゲームの入場者数1人に対してSGD1を寄付しています。その寄付したお金で、ホームタウンであるYuhuaと一緒に、Yuhua Albirex Football Academy(YAFA)を運営しています。

つまり、地域の方々に試合をご覧いただき、入場料収入の一部が地域の子どもたちのサッカーアカデミー運営に充てられ(今後は別のスポーツにも展開予定)、子どもたちのスキルだけではなく精神や社会性を高める。そしてさらに、子どもたちの成長に満足していただいた皆さんはまた試合をご覧になり…。アルビレックスが地域の柱として螺旋のように存在感を高めていく、という、名付けて「地域スポーツ循環システム」です。我々を含めたステークホルダー全員が「トクしかしない」という、素晴らしいシステムだと思っています。

このシステムのポイントは、とにかく分かりやすく「皆さんが当事者ですよ」と明示していること。同じようなことは世界各国でありますが「スタジアムに観戦に行く」が「地域の子どもたちをスポーツで育てる」と、極めて明快につながるのです。明快であることで、地域の皆さんの意識が高まり、観客数も増加の一途。実際にシンガポール国内のチームで観客動員数が最も多いのは我々です。そしてその収益が、地域の子どもたちにまた使われるのです。

スポーツへの理解がまだ浅いシンガポールでのこの試みはスポーツを文化に昇華させる上で重要ですし、我々プロサッカークラブ自身も「なんとなく近くでボールを蹴飛ばしている人たち」ではなくなります。そもそもシンガポールではプロスポーツがサッカーだけです。そのプロサッカークラブでこういった試みをしているのは我々だけ。「地域を盛り上げる文化を根付かせようとしている」、スポーツという枠を取っ払ったとしても、そういった部分を評価していただいての受賞なのだと思います。とても光栄です。


そして、大げさな話と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、我々がこういった活動を続けていくことは、歴史的にも大きな意味があります。

第二次世界大戦時、日本がシンガポールを侵略した歴史を消すことはできません。
シンガポール華僑虐殺事件では家族を殺された方もいらっしゃいます。
国の中心部にある慰霊碑は日本侵略時に殺された方々のために建てられています。

今では「日本が好きだ!」と言ってくれるシンガポール人の皆さんはとても多いのですが、一方で(あるいは同時に)まだ多くの方々の実体験としての記憶に残っているのも事実です。

日本発祥のスポーツクラブである我々が、
スポーツを通して日本の素晴らしさを伝えていくことによって、
また、シンガポールの皆さんに感謝される活動を続けていくことによって、
もしかしたら穏やかになる感情もあるかもしれません。
取れるシコリもあるかもしれません。
そういった意味で、我々の存在は「ただのサッカークラブ」を大きく超えています。

…という意識をさらに強く持ち、日本の代表のつもりでさらに邁進したく思っています。
引き続き皆さんのご指導、よろしくお願いします。


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